2017年5月28日日曜日

【とっとり暮らしアドバイザー】面白そうだから、とっとり暮らしアドバイザーになってみた。

天候 晴れ
今歌「いい時間」EVISBEATS

やっほー!!!
いきなりですが、平成29年度4月5日~
鳥取県から委嘱を受け、とっとり暮らしアドバイザーに就任しました。

大山ツーリズム協議会の理事に加えて、だいぶ時間差報告になってしまいました笑
(関連記事「【観光とツーリズム】面白そうだから、大山ツーリズム協議会の理事になってみた。」)

なぜこのタイミングで報告したかというと、
5月26日まさにおととい、漁師中村さん主催『鳥取県暮らしアドバイザー研修』が実施されたからです。

自分のあたまで整理する意味でもまとめておきます。
また実際に『鳥取暮らしアドバイザー』が何をするのか「?」な方も多いと思うので、分かる範囲で共有できればと思います。





とっとり暮らしアドバイザーってなに?



とっとり暮らしアドバイザーは、平成25年度からはじまった取り組みです。
移住実践者が「とっとり暮らしアドバイザー」となり、鳥取県へのIJU(移住)ターンを考えている方に対して、地域の生活情報の提供や自身の経験を踏まえた相談などで対応。移住定住サポートセンター、市町村と連携しながら、移住を考えている方が、定住へ繋がるようフォローアップする取り組みです。

目的:『移住促進
手段:『生活情報の提供、経験談を踏まえて相談etc..

ちなみに上記は自分なりに下記サイトを参考にまとめたものです。語弊や修正箇所が、もしあれば、教えてください。(参考記事「知事メッセージ 「鳥取県で暮らしてみませんか!」」「とっとり暮らし定住促進モデル事業」)

ちなみに鳥取県へのIJU(移住)ターンを考えている多種多様なひとを個人ひとりで対応することは不可能です。だからこそ、上記でも述べてる様に、町や移住定住サポートセンターとの連携が必要です。

また、大山町において暮らしアドバイザーは、僕を含めて八名います。ですので、それぞれの得意分野や経験を活かしながら、自分にあった相談相手のサポートが求められます。


『それはだれのため?』を意識。



『鳥取暮らしアドバイザー』がどういうものか、少しはイメージできたでしょうか?
ただ僕自身が、移住を考えているひとと接する際に大事にしていきたいことが一つだけあります。
『それは、だれのため?』を常に意識することです。

僕自身東京に暮らしていた当時、地方観光や地方移住の盛り上がりを見て感じていたことがあります。

それは地方同士のバトル、勝ちか負けかの二極化。
「自分たちの良さだけを知ってもらいたい!」のオンパレード。

そこに違和感を感じていたからこそ、アドバイスをする側に回る際は、その時の感覚はぜったいにわすれちゃいけないことだとおもってます。

今回「とっとり暮らしアドバイザー」という名前からもわかるように、
大山町の魅力はもちろん、周辺地域(琴浦町・北栄町・伯耆町・南部町etc..)、さらに言えば鳥取の魅力をつたえるのが役割。

最初の相談の段階では、とっとりのいろんな場所の魅力を知ってもらうために入口はひろく。幸運なことに、観光に携わっていることで、とっとりの様々なひとや場所の魅力は知っています。
(関連記事「地域おこし協力隊つながりツアー~三朝町~」「地域おこし協力隊つながりツアー~琴浦町~」「地域おこし協力隊ツアーin鳥取県佐治町」)

そのなかで、大山という場所に興味を持ってくれた方に対して、自分ができる範囲で全力でれっつごー。そんなかんじでやっていきたい。

当たり前ながら、全員が全員大山という場所を好きになるわけではない。
だけど好きになってくれる人は必ずいる。
自分自身のことを考えても、それはあきらか!笑

それと同時に、他の場所を好きになる人も必ずいる。
だこらこそ、「自分たちの良さだけを知ってもらいたい!」でなはくて、
全体の中で、その人に合った場所をみつけてもらう導線つくりが何よりも重要。

そのためには、『実際の暮らし』がどういうものかをしっかり伝える。
『実際の暮らし』をメリットに感じるか、デメリットに感じるか、相手によってとらえ方はさまざま。
だからこそ、伝える側として「これはメリット!これはデメリット!」とは判断しない。

ありのままをつたえることに終始する。そのまんまをつたえる。

そのうえで「住みたい!暮らしたい!」と言ってくれるひとだからこそ、暮らしてからのミスマッチもおこりづらい。

これは、地域おこし協力隊の経験からも同じことがいえる。


「ぜったいあうよ!かもんかもん!」みたいな押しつけではなくて、
「大山はこんなとこで~。めちゃいいいとこだよー!」と情報を教えて寄り添うくらいがちょうどいい。

なにをするにあたっても、
『それは、だれのため?』はだいじにしたいこと。
(関連記事「だれのため?」)

ちなみに、『それは、だれのため?』が自分のためにあたることもある笑
それがいまのしごと。だから、ひたすらじぶんのやりたいことをやってる笑


『暮らしの入口』農業編



導入部分で、暮らしアドバイザーは、それぞれの得意分野や経験を活かし、自分にあった相談相手のサポートが求められると書きました。

例えば、ぼくであれば、比較的若い世代の相談や、観光業(暮らしに触れる観光)をしている経験からさまざまなしごとの情報を伝えたり。

ただ大山町という枠で見たときに、そのなかで最も大きな暮らしの入り口になるものがあります。

それは、大山町の基幹産業である農業・漁業を中心とした一次産業です。

そこで!!
今回はせっかくなので、『暮らしの入口』農業編についてちょっぴり紹介したいと思います。

大山町への初めの一歩!農業編





大山町で農業をしたい青年「山の恵みも、海の恵みもたっぷりな大山町で農業やりたいっす!!」

まーしー「なるほど!そんな大山を気に入ってくれたきみには三つの手段があるよー!順番に紹介していきますねー!」



手段①:』が用意した入口
「大山町地域おこし協力隊(農業部門)」制度

手段①は、任期が三年である地域おこし協力隊の農業部門です。
協力隊は、「大山町アグリマイスター」に認定された農の達人から指導を受けながら、将来的には、独立就農を目指すことが任務です。
ちなみにマイスターから指導を受ける作物は、(1)梨(2)白ネギ(3)ブロッコリーとなっています。

現在は、募集をしていませんが、タイミングによって募集再開するかも?
☟もっと詳しく知りたい方は下記からどうぞ!☟
(関連記事「大山町地域おこし協力隊(定住部門)設置要綱」引用元:大山町役場HP)

☟当時の採用募集記事はこちらからどうぞ
(関連記事「美しい町で、農の匠を継承する~鳥取県大山町で新規就農者を募集~」)☟

■地域おこし協力隊
任期(研修期間):三年間(一年更新)
給与:あり(166,000円/月)
募集期間:未定




手段②:』が用意した入口
「アグリスタート研修」制度

手段②は、期間が一年のアグリスタート研修です。
こちらは『鳥取県』が用意している、農業志望の方への入口です。
協力隊で農業部門がなくとも、こちらの制度を利用すれば農業への一歩目を踏み出せます。

鳥取県で農業を始めようとする方を、鳥取県農業農村担い手育成機構の職員(研修生)として雇用します。経営力、技術力ともに優れた先進的農家さん(大山町の場合「大山町アグリマイスター」)のもとで、農業の実践技術の習得を目指す研修制度です。

☟もっと詳しく知りたい方は下記からどうぞ!☟
(関連記事「アグリスタート研修」引用元:公益財団法人 鳥取県農業農村担い手育成機構HP)

■アグリスタート研修
任期(研修期間):一年間
給与:あり(125,900円/月・住居手当33,000円/月)
募集期間:前期(平成29年6月12日~7月28日)・後期(平成29年10月10日~11月2日)




手段③:』が用意した入口
「農の雇用」制度

手段③は、期間が二年の「農の雇用」制度です。
「アグリスタート研修」がの職員として研修を積むのに対して、「農の雇用」は農業法人の社員(研修生)として雇用され、研修を積みます。

ここで他の制度との違いがポイントになります。
それは制度の主体は、農業法人にあるということです。


なぜなら農業法人等が、就業希望者を新たに雇用して、生産技術や経営ノウハウ等を習得させる研修を実施する場合に、研修経費の一部を助成する制度が「農の雇用」制度だからです。

しかし、更にポイントとして、
本来受け身の立場である大山町農業志望者を、手段①②と同様に主体にする方法があります。

それは、大山町を知りうるアドバイザーに農業法人とマッチングしてもらうことです。
大山町農業志望者の「大山町で農業をやりたい!」という声を受けた、アドバイザーが、就業希望者を雇用しようとしている(または迷ってる)農業法人とマッチングさせるのです。

大山を知っているアドバイザー(大山町民のとっとり暮らしアドバイザー)に相談してみることで、本来は受け身でしか利用できない「農の雇用」制度を、主体となり利用できるのです。

そういう意味で、手段③として紹介させていただきました!

☟もっと詳しく知りたい方は下記からどうぞ!☟
(関連記事「農の雇用事業」引用元」:農林水産省HP)


■農の雇用
任期(研修期間):二年間(一年更新)
給与:あり(農業法人に対して120万円/年⇒農業法人が給与決定 ~100,000円/月)
募集期間:第三回(平成29年6月19日~8月10日)・第四回(平成29年10月10日~12月1日)




とっとり暮らしアドバイザーのこれから。



なんとなーく鳥取暮らしアドバイザー、イメージできたでしょうか?
上記では、暮らすうえでの生業(しごと)の入口を紹介させてもらいました。
でもでもホントに暮らしの拠点となるには、一番だいじなものわすれてますよね笑

そう、それは住まいです。おうち。

今回の『鳥取県暮らしアドバイザー研修』でも、大山町の空き家やなどの問題についても学ばせて頂きました。

大山町の移住定住に関して、長年活動されてきた漁師中村さんは、こう言っていました。

漁師中村さん「アドバイザーとは、移住者とあきやのファシリテーターだ!」

長年の経験から出たものすごく説得力があることば。
でも、ぼくのなかではまだあつかえないことば。

だからこそ、これから実際に現場を見て学んでいかなければいけないと感じている次第です。
実際にみてかんじてふれないと、学べないタイプなので笑

6月には、実際に触れるタイプの第二回研修がありますので、
その時に空き家問題についてはしっかりまとめて、シェアしてみようと思います。

最後に。
移住交流チームの一員になったからには、自分ができることでチームに貢献していきたいと思います。

カメレオンのタカさん
エースまついさん
ファンタジスタ原さん
愉快なちーむめんばー

コミュニケーションをしっかりとりながら、
ひとりでも多くのひとに、自分にあった場所に暮らすキッカケを。

そしてそれができるのは、
じぶんのいまやっている仕事が根本にあってこそというのを絶対わすれないこと。

そこでの経験を還元していく。

『それは、だれのため?』を意識しながら、
引き続きじぶんがやりたいことを突き詰めていきます。
れっつごー!!


紹介したいもの


鳥取大山 漁師中村 通販サイト
URL:http://www.ryoshinakamura.com/




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